|企業情報|採用情報|個人情報保護方針|著作権・リンク|お問合せ|2015年12月28日(月)【鬼怒川決壊水害情報】鬼怒川の堤防が決壊した常総市上三坂地区で27日、決壊の原因などを考える集会が開かれ、元建設省土木研究所次長の石崎勝義氏が講演し、「補強が必要な堤防をそのままにした国に責任がある」と主張した。
住民や市議ら約20人が参加した。石崎氏は「越水だけなら、水量は決壊の約5%にすぎないとされる。家が押し流されることもなかった」と話し、堤防の人家側斜面に遮水シートを埋める工法の必要性を訴えた。
この工法は越水に耐えるとして、1990年代に導入されたが、「ダム重視のためか消え去り、その後、タブー視された」と分析。「これだけ多くの被災者を出しながら、国交省は一言も謝らない」と指摘した。
住民らが「堤防は砂でできていた」「他の箇所よりも低かった」と話すのに対し、「砂はもろい上、低い場所から越水が始まる。ここは格段に注意すべき堤防だった」と、同省の対応に疑問を投げ掛けた。 (松田拓朗)© 2014 THE IBARAKI SHIMBUN Co.,Ltd. All Rights Reserved.
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